« 迷走している?「百鬼夜翔 霧が惑う暗夜」 | トップページ | アホなのに強敵「いぬかみっ! 5」 »

1月 12, 2005

離島の夏休み「ミナミノミナミノ」

どことなく妖しげな南海の離島で少年が過ごす中学最後の夏休みを描くシリーズの第1巻です。
「ミナミノミナミノ」著:秋山瑞人/絵:駒都えーじ(電撃文庫 1月刊)

高校受験を控えた夏休みを小さな南の島で過ごすためフェリーに乗りこんだ武田正時。
姉のような叔母の理香子から奇妙な首飾りをもらいます。

読み切りではありません続き物です。
引きで終わっています。
この巻だけ見れば、ラブコメです。
山場までは、まったりのんぴりと過ぎていきます。
微かにただよう因習や秘密の匂いがスパイスです。

主人公の武田正時、世慣れた感じの中学生3年生です。
悪くはないのですが、設定が上滑りしているところがちらほら感じられました。
酒盛りの場面のツカミのジョークとか、中学生が口にしても、退かれるか頭を叩かれる気がします。
それとも、本人が気づいていないだけで、生暖かく見守られていたのでょうか。

秦納舞部春留、孤独で頑なな中学生3年の少女です。
ギクシャクした敬語が微笑ましいです。
強気の陰にちらちらみえる怯えがキュートです。

田舎での夏休みといった雰囲気が楽しいです。
寂れた観光地の守人島と、独立独歩な印象の岬島の対比が面白いです。
温和で無遠慮な島の大人たちが好感触です。
左吏部真琴たち3人組、いかにも田舎の友達といった感じです。
バス屋が渋いです。

後書きによれば、次巻は激しいアクションとなるようです。
凄惨な感じになるかもしれません。
「イリヤの空、UFOの夏」に対する補完なのでしょうか。
結末はハッピーエンドであって欲しいですが微妙な気がします。

リンク集: 駒都えーじ

|

« 迷走している?「百鬼夜翔 霧が惑う暗夜」 | トップページ | アホなのに強敵「いぬかみっ! 5」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/38883/2552839

この記事へのトラックバック一覧です: 離島の夏休み「ミナミノミナミノ」:

« 迷走している?「百鬼夜翔 霧が惑う暗夜」 | トップページ | アホなのに強敵「いぬかみっ! 5」 »