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12月 14, 2004

ゆらぎだす日常「マージナル・ブルー」

明るいけれど謎多き少女と純情な少年とのホラー風味のラブストーリーです。
「マージナル・ブルー 空曜日の神様」著:水落晴美/絵:狐印(電撃文庫 12月刊)

バイトをしている深夜のコンビニで、二人の美少女に出会った坂上真人。
不思議と人懐っこい片方の少女に奇妙な既視感をおぼえます。

二人のういういしい恋が、楽しかったです。
やわらかな空気と、和風オカルトな味付けの物語りです。
ラストでは、本筋とは関係ないところにモヤモヤしたものが残りました。
地味で、ゆっくりとした展開ですが、ホラーだとこんな感じのほうが好みです。

主人公の坂上真人は、ちょっと陰はあっても基本的に普通の少年です。
一途なところに好感が持てます。
ヒロインの風見葵、けなげで前向きです。
なにやら訳有りなところも魅力的です。

ヒロインの相棒・小賀玉茜、いじらしいです。
薗部雪臣、変わり者で地味にいいヤツです。

クライマックスシーンが、お子様向けのアクション物のような印象でした。
種明かしのやりすぎもあって、幻想的な気配が壊れています。
主人公が、単なる足手纏いに見えてしまっています。
ヒロインの心の救済を表現する心理描写が欲しかったです。
今回の事件の原因をつくった“ほころび”を見逃しているのも不満です。
それまで地道に積み重ねてきたものが素晴らしいだけに、違和感がありました。

全体としてみれば、ほのぼの感もある雰囲気のいいホラーサスペンスでした。

リンク集: 狐印

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