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12月 20, 2004

泥臭い占領「星界の戦旗 2」

新たに星系を併呑していくアーヴ星間帝国を描くシリーズの2巻目です。
「星界の戦旗 II 守るべきもの」著:森岡浩之/絵:赤井孝美(ハヤカワ文庫JA 1998年刊)

ラフィールはまたも領主代行を命じられ、突撃艦バースロイルで惑星ロブナスIIへと向かうことに。
ジントの政治力が問われます。

ごたごたが拡大していく展開に、引き込まれます。
ラフィールの決断と女心が、せつないです。
前巻が宇宙でラフィールだったのに対し、この巻は地上でジントです。

ジント、利害調整にテンテコ舞いです。
苦労を背負い込む、なかなかハードな人生です。
ラフィール、戸惑い気味です。
事態が地上で進行するため見ているしかない場面も多いです。

サムソンが、渋いです。
ディアーホは、お留守番です。
スポール提督が、格好いいです。

地上世界の統治は“優雅からはほどとおい仕事”といった巻です。
抑圧されていた利害の対立が、占領によって噴出する。
イラクのアメリカ軍を思わせます。

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