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11月 05, 2004

非力でしたたか「世界は紙でできている」

神の花パピア・ローゼをめぐる因縁に巻き込まれる女子高生の異世界ファンタジー。
「世界は紙でできている―パピア・ローゼ吟遊詩―」著:ココロ直/絵:小杉繭(コバルト文庫 11月刊)

異世界へとまぎれこんだ現代日本の女子高生トモカ。
黒髪であったために、伝説の破壊者の再来として捕らえられます。
繁栄の象徴パピア・ローゼの復元に執着する若い女性将軍と出会い、
パピア・ローゼをめぐる確執へと巻き込まれていくトモカ。
王国のパピア・ローゼ入手に隠された因縁が次第に明らかとなっていきます。

こじんまりしていても、しっかりしたストーリーで楽しかったです。
「異世界で火薬の知識が」というのはよくありますが、「紙」というのが新鮮でした。
一途で頑なな女性将軍との信頼関係の進展がゆっくりなのもいい感じです。
主役級はもちろん、村長の娘や少年兵などのちょい役も魅力的です。
キャラクターの個性がクッキリしていて読みやすかったです。

主人公は、普通の女子高生でよわよわです。
ビクビクしながらも、思い切った行動にでるのが素敵です。
よわよわなのに、したたかです。

舞台は、大規模な地震が起こり各国が震災に見舞われた大陸です。
パピア・ローゼを所有するアクアリア王国は、例外的に大きな被害を免れています。
紙の呪符による魔法が存在する世界なので、紙の特別視や知識の独占も自然です。

主人公の行動範囲が狭いので壮大さはありませんが、生活感は強めです。
戦闘シーンは少ないですが、アクションは派手目で、無茶な強さが素敵です。
黒幕の正体も、なるほどといった感じで、よかったです。

続編がありそうなエンディングなので、次の巻が楽しみです。

リンク集: 小杉繭

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