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11月 04, 2004

決断力のあるお子様魔女「レギ伯爵の末娘」

泣く、暴れる、ふんぞり返ると、魔法使い見習いの少女が右往左往するラブコメ中世風ファンタジー。
「レギ伯爵の末娘 ~よかったり悪かったりする魔女~」著:野梨原花南/絵:鈴木次郎(コバルト文庫 11月刊)

叔母さんのもとで魔女の修行をしている少女・ポムグラニット。
お祭りに行きたいとねだると、休暇のかわりに課題を出されます。
課題は、魔女らしいこと(呪いや祝福など)をするということ。
対象を求めて街で噂に聞いたレギ伯爵の屋敷へと押しかけます。

まだ、プロローグといった感じです。
ダラダラ・マッタリです。
登場人物が、魅力的なので、それなりには楽しめました。
童話っぽいけどシリアスなところもある雰囲気です。

魔法などの設定も、キャラクターも、まだ固まっていずに手探りといった印象です。
エピソードも、色々と盛り込まれていますが、ほとんどが中途半端に終わっています。
「下賎な宿」のあたりまでは、それなりにストーリーも走っていますが、その後は、行ったり来たりで進展がありせん。
唯一、「結晶」の話だけ、結末がついていますが、とってつけた感じのエピソードです。
全体を貫くストーリーか、エピソードごとのまとまりが欲しかったです。

アザーが、なぜ家名に泥を塗りたいのかが不明な点も、いまひとつストーリーがピリッとしない理由かもしれません。

主役も脇役も個性的です。
頭の回転も速く行動力もあるけど、お子様で思慮が浅い主人公のポムグラニット。
度胸と根性があって、泣いてからが強いキャラです。
しっかりしていそうで、どこか頼りない中性的なお姫さまのマダー。
ゴージャスな美形キャラなのに、少女たちに軽くあしらわれてしまうアザー。
マイペースで奥深いのか軽薄なのかわからない師匠。

もっと、しっくりとストーリーと馴染んでくれば、すごく面白くなるのではと期待してしまいます。

リンク集: 鈴木次郎

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