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11月 24, 2004

恋の気配「世界最大のこびと 2」

人間との関わりを断って暮らす小人たちと、人間の兄妹との交流を描くシリーズです。
「世界最大のこびと(2) 世界最小の再会」著:羽田奈緒子/絵:戸部淑(MF文庫J 11月刊)

久那斗の民という小人一族のパウエルたちが、里に帰って1ヶ月ほどの6月半ば。
一弥(いちや)は、高校の体育祭実行委員となって準備に追われています。
彼の周りで、不思議な事件が起こり始めます。

ほんわかシットリ、地味にコメディといったお話しです。
悪と戦うようなストーリーではない優しい世界観で、本質的な悪人は出てきません。
童話的というか、民話的な味付けです。

妹の小百合とパウエルのコンビの活躍が減っためか、小人パワーは弱めでした。
かわりに、微妙なラブコメ要素が加わっています。
一弥に、恋の始まりの予感です。

今回の主役は、一弥です。
キャラが薄いところも、主役向きで、いい感じです。
鈍いうえに、活動性に欠けるので、恋の進展は遅そうです。
というか進展するのでしょうか。
もどかしいです。
とても高校2年生とは思えない、中学生級の恋です。
着々とハーレムを形成しつつあるように見えるのに、本人が気づいていません。
でも、美味しいところは、ちゃっかり持っていきます。

誤植かもしれませんが一弥の「キャー」が少々気になりました。
梅雨の頃に体育祭をする学校も普通にあるのでしょうか、北のほうとかかな。

小学4年生の病弱で、けなげな妹の小百合が、可愛いです。
アテナ、相変わらず報われない空回りです。
友人の菊池、ふがいない兄にかわってテンション高いです。

男らしい少女と、変わり者の(たぶん)美少女の二人組みが、新たに登場します。
熊井麻子、なかなか魅力的な俺様っぷりです。
真船木乃葉、意外と常識的かと思うと、やっぱりどこかズレていてキュートです。

既刊の2作ともストーリー中心ですが、キャラクター中心の話も読んでみたいです。
一弥たちが遊びに行くような話とか、小人たちの日々の暮らしとかです。
小百合・パウエルのコンビの小さな冒険とかも楽しそうです。

リンク集: 戸部淑

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