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10月 19, 2004

大きな卵「ディアスの天使」

少女が銀河を救う大河SFロマン、最終巻にふさわしい、壮大なフィナーレです。
「銀河聖船記3 ディアスの天使」著:岡本賢一/絵:鈴木雅久(ソノラマ文庫 1995年刊)

雨骨石の謎、超越者、最後の審判、人類の覚醒といったサイキック・ウォーズなストーリーです。
いくぶん神話めいたり、宗教がかったりした雰囲気です。
急激に崩壊へと転げ落ちていきます。

リナ、さすがは英雄バルトの孫といった胆力とカリスマです。
前巻の事もあって、アドラは、キレかかっています。
バイオハーフの「ツグミ」、生意気な感じが可愛いです。
「ネズミ」、色々と、おいしい役どころです。
レオンも、自分の運命に向き合います。

後半は、横スクロール・シューティング・ゲーム好きならニヤリとする展開です。
ついにディアスがその力を発揮します。

登場人物の個人的レベルでは、いくつかの悲劇的結末を迎えます。
そういった中にも希望を感じさせる終わり方です。

銀河聖船記は、宇宙物ならではの、巨大さを堪能できるシリーズです。
殺伐となりやすい世界設定も、リナの、きれい事と言われようと無益な争いを避ける姿勢のおかげで、希望のある明るい雰囲気になっています。

リンク集: 岡本賢一

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