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8月 26, 2004

思い出でもドタバタ「吉永さん家のガーゴイル4」

いつもの御色町を離れての感傷旅行(昭和初期のプチ・トリビアもあり)です。
「吉永さん家のガーゴイル4」著:田口仙年堂/絵:日向悠二 (ファミ通文庫 8月刊)

不思議な骨董屋「兎轉舎」に立ち寄った和己は、店主のお姉さんが3日も眠りつづけていることを知らされます。

ハートウォームなご近所ファンタジック・コメディの第4巻です。
気配りの兄と、野生児な妹、そして、生真面目なガーゴイルが主人公のシリーズです。
安定して面白いです。

今回の舞台は、昭和初期の東北(?)の地方都市です。
といっても、吉永家の兄妹には、新鮮な驚きに満ちた旅となります。

妹の双葉は、前巻の出来事を引きずっているのか、ややナーバスです。
雅臣たちの事にも、とても過激で一生懸命です。

夢を追う若者たちの青春恋愛ドラマでもあります。
いつもより、主要人物の年齢が上がったためか、幾分ハードな展開がありました。
愛情に口下手な人々の純粋で不器用な愛情が、波乱を呼びます。

本編とは別に、巻頭口絵におまけのマンガが付いてきてお徳です。
梨々の性格変わってるような・・・いや、元気になったのですね。
いいことです。

作者の文学的な趣味の一端に触れることも出来ました。

10月に出る予定の次の巻は、おバカな話のようで、これも楽しみです。

「兎轉舎」という名前にこめられた、お姉さんの願いがせつなかったです。

リンク集: 田口仙年堂 日向悠二

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